大正13年の洋風古民家で、ひたすら読書に没頭できる私設図書館

Array
2017/07/19

あなたは普段どこで読書をしていますか?自宅、カフェ、図書館…など様々でしょうが、緑豊かな東京都世田谷区奥沢の住宅街の中に、読書にもってこいのスポットがあることはご存知でしょうか。

その名も、「読書空間みかも」。大正時代に建てられたレトロな建物は雰囲気十分。奥沢の豊かな緑とも相成って、集中して読書をするには最高の環境ですよ!

世田谷区奥沢に佇む「読書空間みかも」

桜とイカリをあしらったドア

世田谷区奥沢の緑深い閑静な住宅街にある、洋館風の木造平屋建てのお宅。このあたりは大正時代に海軍の将校や佐官が暮らした、通称「海軍村」。「イカリと桜」をあしらった玄関の扉の意匠に、その名残がうかがえる。

大正13年に産声を上げたこのレトロな空気感ただよう建築物の戸を開けると、「読書空間みかも」の静謐な空間が広がっている。

大正時代の香りが漂う世界へ

選りすぐりのモノが展示・販売されている玄関を通り抜けると、和室と洋間の続き間へ。 みかもにある本はすべて購入可能で、木の書棚には古書店翠光堂がみかもの雰囲気にあわせてセレクトした本が並ぶ。

レトロな雰囲気の洋間
書棚の本にはノスタルジックな書籍がずらり

和室の窓は滑車を使ってロープで上下に開閉する仕組み。カタカタと音がして、ゆっくり開いていく。その情景は昔の時間に戻ったかのよう。現在、この様式の窓自体が珍しく、稼動する窓としては希少だとか。

上げ下げ式の窓にもレトロさを感じる

現代ではなかなかお目にかかれない空間だけあって、松嶋菜々子と韓国の俳優ソン・スンホンが出演した映画『ゴースト ニューヨークの幻』のロケ地としても使われたことも。

洗面所もなんだか懐かしい気持ちになる

庭の緑に癒されながら、ゆっくりと安らぎの時間を過ごすにはもってこいの場所である。


洋間の窓を開けると緑に癒される

いま読まれてます
 東京 下北沢らしさがここに。看板はクリーニング屋、中身はスパイス料理店 ★ 19
 東京 世界初ハンドドリップで淹れる日本茶専門店『東京茶寮』が登場 ★ 8
 東京 二子玉川マダムが通いつめる野菜カフェ、人気のヒミツは世田谷育ち ★ 56
 東京 猫好きが集まるお寺。豪徳寺はなぜ「招き猫」発祥の地と言われるのか? ★ 1028
エアトリ 憧れの北欧。デンマーク・コペンハーゲンで暮らすように旅をする
大正13年の洋風古民家で、ひたすら読書に没頭できる私設図書館
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます